「当社の製品とソリューションによって、持続可能なモビリティに貢献します。 また、持続可能性という観点から、製品のライフサイクル全体を通じて eBike システムを継続的に改善していくことにも重点を置いてまいります」
クラウス・フライシャー
、Bosch eBike Systems CEO
より持続可能な移動手段
使用中の CO₂ 排出量の比較
毎日の通勤や、短距離の素早い移動、急な用事を手早く済ませたい場合などには、eBike が最適な選択肢となります。 走行中の電力消費による平均 CO₂ 排出量は、1 人につき 1 km あたりわずか 3 g (単位:CO₂ g/pkm) です。一方、自動車の場合は 1人につき 1 km あたり166 g もの CO₂ を排出します。1
1 g/pkm = 乗客 1 人、1 km あたりのグラム数
グラフでは、排出量の少ないものから順に、自転車、eBike、長距離鉄道輸送、路面電車・都市鉄道・地下鉄、電気自動車、公共交通バス、自動車 (すべての駆動方式)、国内便航空機の排出量を示しています。
出典:連邦環境庁の数値に基づく独自情報 「Comparison of the average emissions of individual means of regular and private passenger transport in Germany in 2022」(2022 年ドイツ国内における普通旅客輸送および個人旅客輸送による平均排出量の比較)、URL (2024 年 4 月 24 日アクセス)。 ドイツの電力構成を基に計算を行った試験認証機関 TÜV の分析により、eBike の価値が確認されました。
CO₂ 換算値は、さまざまな温室効果ガスの気候への影響を示します。 CO₂ やその他の温室効果ガス、分析に関わる気候関連物質などの影響も考慮しています。 さまざまな温室効果ガスや気候関連物質が気候にもたらす影響を比較できるよう、CO₂ 換算値という形で表現しました。 便宜上、CO₂ を CO₂ 換算値と同義としています。
私たちは、eBikeが将来、モビリティ業界においてさらに大きな役割を果たすことになると確信しています。 自転車は今日でもすでに、大部分のモーター駆動式交通手段に比べてより環境に優しいとされています。1 ですが、私たちは現状に満足しているわけではありません。 当社は日々進歩しており、より持続可能なサプライチェーンと有意義な循環経済の実現を目指しています。 もっと前進していたなら、と思うこともありますが、私たちの進むべき道は明確であり、後戻りすることはあり得ません。
出典:
1 Federal Environment Agency (2022): “Comparison of the average emissions of individual means of regular and private passenger transport in Germany in 2022”, URL (2024 年 4 月 24 日アクセス).
評価して、削減する
当社は eBike システムの全コンポーネントの CO₂ フットプリントを把握しています。 排出量削減のための具体策に取り組みながら、材料効率の向上と、より環境に優しい代替案の検討を進めています。
2022 年に試験認証機関 TÜV Rheinland と共同で、ボッシュシステムを搭載した eBike の平均 CO₂ フットプリントを計算し、2024 年に精度を高めて情報を更新しました。3
製造からリサイクルまでのライフサイクル全体における eBike の CO₂ 排出量は、約 263 kg という結果が出ています。
1 CO₂ 換算値は、さまざまな温室効果ガスの気候への影響を示します。 CO₂ やその他の温室効果ガス、分析に関わる気候関連物質などの影響も考慮しています。 さまざまな温室効果ガスや気候関連物質が気候にもたらす影響を比較できるよう、CO₂ 換算値という形で表現しました。 便宜上、CO₂ を CO₂ 換算値と同義としています。
2 例として示した eBike システムの CO₂ フットプリントは、ディスプレイ (Kiox 300)、バッテリー (PowerTube 500)、およびドライブユニット (Performance Line CX) から得られたフットプリントの概算値により構成されています。 走行距離が 11,000 km のトレッキング eBike をベースとしました。使用段階についてはドイツの電力構成を基に計算しています。 計算は TÜV Rheinland が実施しました (2024 年 4 月時点)。
3 走行距離 11,000 km のトレッキング eBike をベースとしています。
eBike システムの CO₂ 排出量は 84 kg で、eBike の総フットプリントの約 32% を占めています。 このうち 50% 強という最も大きな割合を占めているのが、eBike 用バッテリーです。 システムコンポーネント内にとどまらず、サプライチェーン全体でも最大の削減幅が見込めるポイントです。
1 CO₂ 換算値は、さまざまな温室効果ガスの気候への影響を示します。 CO₂ やその他の温室効果ガス、分析に関わる気候関連物質などの影響も考慮しています。 さまざまな温室効果ガスや気候関連物質が気候にもたらす影響を比較できるよう、CO₂ 換算値という形で表現しました。 便宜上、CO₂ を CO₂ 換算値と同義としています。
2 例として示した eBike システムのカーボンフットプリントは、ディスプレイ (Kiox 300)、バッテリー (PowerTube 500)、およびドライブユニット (Performance Line CX) の材料の正味重量から得られたフットプリントの概算値により構成されています。
セルホルダーは、PowerTube で最も大きなプラスチック部品です。 CompactTube 400 には低 CO₂ プラスチックを採用しました。これにより、排出係数が従来より 64% 低減しています。 新採用のプラスチックは密度も低いため、材料の必要量も抑えられます。 このプラスチックは今後、PowerTube 用セルホルダーへの使用を予定しています。
透明性と信頼
当社は、信頼の精神で責任あるパートナーと協力し、透明性のあるビジネス関係に重きを置きたいと考えています。 ダイレクトサプライヤーだけでなく、サプライチェーンにかかわるすべてのサプライヤーを知り、確認し、評価することを、長期的な目標に掲げています。 また、サプライヤーと協力して CO₂ 排出量の削減にも取り組んでいます。
当社 eBike システムでは、バッテリーが CO₂ 排出量の最大の割合を占めています。 バッテリーセルはサプライヤーから入手しています。 当社は、複雑なサプライチェーンを原材料まで遡って追跡することが可能になりました。 これにより、影響力を発揮してサプライチェーンをより持続可能なものにできる状況が整いました。
1 原材料のリストは数量に占める割合に対応しておらず、網羅的であるとは限りません。
2 鉱山からの原材料に加えて、プラスチックなど他の構成要素の加工も行われます。
出典:サプライチェーン分析 (セルサプライヤーと共同で実施)
CO₂ フットプリントは、当社の直接購入プロセスにおける重要な判断基準です。サプライヤーの気候保護対策を評価する目的で、CDP を通じて環境データを公開するよう要請しています 1 。CDP でのランキングが低く、SBTi の自主的な取り組み2 を通じてパリ協定の目標達成に尽力していないサプライヤーは、購入プロセスにおいて低評価となります。また、供給される全部品の CO₂ フットプリントの計算も必須です。当社では、従業員とサプライヤーにトレーニングを提供することで、当該プロセスをサポートしています。
1 非営利団体 CDP (旧称:Carbon Disclosure Project) が提供する、環境データ開示のための世界的なシステムに参加することで、直接のサプライヤーによる気候保護対策への取り組みを記録し、評価できる仕組みになっています。
2 SBTi に自主的に取り組むことで、企業は温室効果ガスの排出削減について、科学的根拠に基づいた目標を設定することができます。こうした自主的な取り組みを通じて、企業は気候保護に積極的に貢献し、自社のビジネス慣行をパリ協定の目標に整合させる意欲があることを示しています。
ダイレクトサプライヤーを訪問する際は、現地視察を入念に行います。 当社は、環境保護対策や労働安全から人権遵守に至るまで、持続可能性の基準に基づいて定期的にパートナーの評価を実施しています。 これらの評価を、当社では「クイックスキャン」と呼んでいます。 詳しい情報は「ボッシュサステナビリティレポート」に記載しています。1
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再生・リサイクル
長年にわたって安定して使用できれば、eBike はその持続可能性を最大限に発揮します。 当社は高品質な製品を開発しており、メンテナンス、再生、リサイクルの簡便性により一層重点を置いています。 当社にとって循環経済とは、梱包・輸送のための新たなコンセプトを開発することも意味しています。
古い eBike 用バッテリーを販売店に返却することで、貴重な原材料を再利用できます。 環境への影響を軽減できる上に、リサイクルすることで新たな原材料の必要性も抑えられます。1
出典:
1 Eurobike 2023での、Gemeinsames Rücknahmesystem Servicegesellschaft GmbH 社による概要説明 (2023):「eBike や、その他小型電気自動車から使用済みバッテリーを回収することにより、持続可能性を向上」
ドイツの業界全体で採用されている GRS ソリューションのプロセスにより、使用済み eBike バッテリーの原材料の約 79% を回収し、新しい製品に使用することができます。1
出典:
1 ドイツの共同回収システムバッテリー(GRS)の「2024年 GRS eMobility 成果確認」に基づく自作グラフです。
Bosch eBike Systems は法的に可能なすべての販売国において、現地のサービスパートナーを通じて自主的にリサイクル義務を果たしています。 リサイクルソリューションがいまだ利用できない国や、既存のリサイクルソリューションが十分に整っていない国では、パートナーと緊密に連携してパイロットプロジェクトを推進し、業界によるソリューション開発をサポートしています。 バッテリー回収システムをサポートしている国は、すでに 24 か国に及んでいます。
当社は、各国の支社、サービスパートナー、または直接 Bosch eBike Systems を通じて、世界中のバッテリー回収システムのパートナーと協力しています。¹
出典:
1 全体を網羅するものではありません (2024 年 4 月時点)
2 Gemeinsames Rücknahmesystem Servicegesellschaft GmbH 社。回収ソリューション名は「eMobility」
3 スペアパーツとサービスケースバッテリー専用のボッシュ独自のソリューション
2020 年 9 月以降、ポリスチレンに代えて、より持続可能で簡単にリサイクルできる繊維素材ベースのパッケージでドライブユニットを納品しています。 これにより、輸送中および保管中の梱包密度を最適化して、CO₂ を約 [※量を記載] 削減できます。 45 %. また、PowerTube バッテリー用のプラスチック外装パッケージの廃止にも成功しました。 これにより、同パッケージの CO₂ 排出量を約 20% 削減しています。
当社は 2014 年から使用済み Bosch ドライブユニットの再生に取り組んでいます。ユニットの検査、摩耗部品の交換を行い、欠陥があれば修復します。 最終検査は新品の場合と同様に、入念に行われます。 品質についても、新品同様に高度な基準を課しています。
これにより、リソースの節約とユーザーの費用負担軽減を実現しています。Bosch ドライブユニットに欠陥が生じ、保証期間が切れている場合には、新品のドライブユニットではなく再生品のドライブユニットを取り付けられるか、ディーラーにお問い合わせください。

私たちは、eBike 用バッテリーをより持続可能なものにするためのソリューションを模索しています。 使い古したバッテリーを販売店に返却してリサイクルに回すことで、ユーザーも持続可能性向上に貢献できます。 ですがそれまでは、できるだけ長持ちさせられるよう力を合わせて努力しましょう。 eBike 用バッテリーガイドで、長持ちさせるコツをご紹介しています。
持続可能な考え方
持続可能性は当社の企業戦略の中核をなす要素です。 Bosch eBike Systems のサステナビリティコーディネーターは、個々の部署から購買部門、物流部門、サービス部門に至るまで、当社がさまざまな事業領域で進歩を遂げられるよう尽力しています。 2022 年より、当社では持続可能性の推進を担当する従業員の数を倍増させました。
クラウス・フライシャー
、Bosch eBike Systems CEO
どのような目的でご利用になりますか?