サスティナビリティ

ボッシュから、敬意をこめて

サスティナビリティ

ボッシュから、敬意をこめて

eBike - 未来に繋がるサスティナビリティ

社会全体が、持続可能性というプロジェクトに取り組んでいます。自然や次の世代を尊重するという思いに立って、資源を守り、排出量を削減するなど、誰もがこれに貢献できます。交通の世界では現在、人間のモビリティが、世界全体の CO2 排出量の 5 分の 1 以上を占めています。eBike を利用すれば、排出量削減を後押しできます。

eBike は、気候だけではなく、交通における負担の削減にもつながります。eBike なら通勤中のストレスも軽減できる上に、自家用車であれ公共交通機関であれ、自動車を使わずに済みます。駐車スペースも小さく、騒音も排気ガスも発生しません。eBike への乗り換えは、環境にとって、そして私たち皆にとって、プラスになります。

eBike は、最も環境に優しい交通手段です。 eBike を利用することで持続可能性を尊重しながらの移動が可能になります – フレキシブル、CO2 排出ゼロ、静穏、気候に優しいモビリティを実現します。

持続可能な eBike(緑)

eBike は、自転車の世界に次なる進化をもたらします。持続可能性にダメージを与えることなく、もっと長く、もっと遠くへ、もっと高い所まで走れるようになります。

(図)緑色の eBike と自然の風景

特に短距離のルートでは、電動アシスト自転車は効果的かつ効率的な移動・輸送手段となります。自動車その他の交通手段に代わるものとしては、パーフェクトと言えるでしょう。

(図)緑色の eBike と都市の風景

eBike のライフサイクル

環境との調和

持続可能性のための取り組みは、ごく早い段階からスタートします。当社では製品の開発段階から、リソース需要や環境への影響を重く捉えています。当社が推進するこの「環境適合設計 (DfE) 」では、バリューチェーン全体の枠も超えて、新製品をできる限り持続的な形で実現させる方法を検証しています。環境に優しい原材料の選択や、リサイクル材料の利用に始まって、省エネ型の製造工程、さらにはできる限り持続可能性を優先した梱包など、多岐にわたって検証を行っています。

こうした取り組みは、ボッシュにおけるサステナビリティ戦略とも調和しています。当社のサステナビリティ戦略では、製品による環境への影響を最小限に抑え、サプライチェーンにおける透明性と責任分担を確保し、循環型経済を確立することを目指しています。

(図)eBike の CO2 フットプリント

持続可能なモビリティ

ライフサイクル全体の排出量を低減

交通手段ごとの持続可能性を比較するにあたって、ライフサイクル全体の CO2 フットプリントを評価基準に設定しました。当社は技術監査協会 TÜV Rheinland Energy GmbH と共同で、いわゆる「製品のカーボンフットプリント」を国際規格 (ISO14067) に準拠して算出·評価しました。成果の内訳を見ると、eBikes の CO2 フットプリントのうち、約 75% は製造、15% は実際の使用によるもので、残りは輸送、梱包、リサイクル時における排出が占めています。eBikes 1 台のライフサイクル全体における CO2 フットプリントは、約 14g/km になります。

eBike で走行する際の電力使用による CO2 排出量だけを見ても、電力源の内訳によって違いはあるものの、平均で 2~5 g/km の範囲に収まっています。これに対して、人キロ (Pkm) あたりの CO2 量 (CO2/Pkm) はドイツ連邦環境庁によれば、自動車で約 150 g CO2/Pkm、公共近距離交通で 60~80 g CO2/Pkm とされています。ですから、自転車も eBike も、他のあらゆる交通手段に比べて CO2 排出量が格段に少ないことは明白です。

少ないほど効果は大きい:CO2 排出量の比較

クリーンな代替手段

eBike は、資源の枯渇、気候変動、都市化など、現代のさまざまな問題や課題に対する答えとなります。特に短距離ルートでは、eBike は効果的かつ効率的な輸送手段です。eBike を利用すれば、低コストで環境に優しいやり方で外出できます。

バッテリーとドライブユニットの製造過程では、自転車の製造時よりも多くのエネルギーが必要になるとしても、eBike を使うようになれば、外出の回数が増え、移動距離も大幅に増えるでしょう。たとえば、eCargo-Bike で買い物に行くなど、日常生活の多くのシーンで自動車の代わりに eBike を利用できます。1km 走行するために必要な電力 (Wh/km) は平均約 7Wh/km と、ごくわずかです。

「当社製品によって、持続可能で、柔軟性に富み、走る楽しさに満ちたモビリティのある、気候に優しい未来の実現に貢献したいと考えています。」

クラウス·フライシャー、Bosch eBike Systems CEO

1 つ 1 つ、持続可能性のために

eBike の持続可能性を評価するにあたって 1 つ 1 つのコンポーネントすべてに 目を配りました。eBike システムによって 自転車は、エレクトロモビリティの世界に通用する 交通手段となりました。ドライブユニット、 バッテリー、ディスプレイの組み合わせが 電気の力によるアシストと、フレキシブルさと、 走る楽しさを提供します。

eBike 用コンポーネント

1 つ 1 つ、持続可能性のために

eBike の持続可能性を評価するにあたって 1 つ 1 つのコンポーネントすべてに 目を配りました。eBike システムによって 自転車は、エレクトロモビリティの世界に通用する 交通手段となりました。ドライブユニット、 バッテリー、ディスプレイの組み合わせが 電気の力によるアシストと、フレキシブルさと、 走る楽しさを提供します。

バッテリー

eBike のエコロジカル・フットプリントは、主としてバッテリーの製造・利用・リサイクル状況をもとに得られる指標です。そのため当社では、耐用寿命を最大限に延ばすこと、そして、持続可能なリサイクルソリューションに対応することを目指しています。

eBike 用コンポーネント – バッテリー

バッテリー

eBike のエコロジカル・フットプリントは、主としてバッテリーの製造・利用・リサイクル状況をもとに得られる指標です。そのため当社では、耐用寿命を最大限に延ばすこと、そして、持続可能なリサイクルソリューションに対応することを目指しています。

ドライブユニット

ドライブユニットが環境に及ぼす影響を低減させるにあたって、中心的な役目を果たすのが、一貫した材料の節減です。そのため、次世代のコンポーネントを開発する際は、より小型に、よりコンパクトに、より軽量にすることを目指しています。ドライブユニットで最も重要なコンポーネントは、ヨーロッパおよびドイツのサプライヤーのネットワークから購入しています。

eBike 用コンポーネント – ドライブユニット

ドライブユニット

ドライブユニットが環境に及ぼす影響を低減させるにあたって、中心的な役目を果たすのが、一貫した材料の節減です。そのため、次世代のコンポーネントを開発する際は、より小型に、よりコンパクトに、より軽量にすることを目指しています。ドライブユニットで最も重要なコンポーネントは、ヨーロッパおよびドイツのサプライヤーのネットワークから購入しています。

ソリューション

ドライブユニット、バッテリーに比べれば、ディスプレイソリューションがエコロジカルフットプリントに及ぼす影響はわずかです。ですが、この分野においても当社はすべての製品で、耐用寿命を最適化し、再生材料の利用度を上げるとともに、製品の修理可能性を向上させることに重点を置いています。

eBike 用コンポーネント – ディスプレイ

ソリューション

ドライブユニット、バッテリーに比べれば、ディスプレイソリューションがエコロジカルフットプリントに及ぼす影響はわずかです。ですが、この分野においても当社はすべての製品で、耐用寿命を最適化し、再生材料の利用度を上げるとともに、製品の修理可能性を向上させることに重点を置いています。

ボッシュにおける持続可能性

気候保護におけるパイオニア

ボッシュの CO2 ニュートラルロゴ

ボッシュには、全社で掲げている共通の目標があります。経済、エコロジー、社会にとって責任ある振る舞いをすることによって、人々の生活のクオリティを向上させ、現在の、そして未来の世代が生きるための拠りどころを確固たるものとすることです。特に気候保護においては、当社は先駆者的役割を担っています。ボッシュ・グループは、全世界に 400 以上の拠点を展開しており、2020 年以来、グループ全体でカーボンニュートラルを達成しています (スコープ 1 & 2)。カーボンニュートラルは 4 つの施策によって達成されます: エネルギー効率の向上、再生可能なソースからのエネルギーの独自生成 (グリーン電力新設)、再生可能エネルギー由来の電力 (グリーン電力) の購入、そして最後の施策としては、補償措置による 残余排出量のオフセット。2022 年には、70 万トンの残余排出がカーボンクレジットによってオフセットされました。スコープ 1、2、3 の定義は、GHG 事業者排出量算定報告基準 に準拠します。

Bosch eBike Systems の製品ラインナップを通じて、当社ではさらに、未来の持続可能なモビリティに大きく貢献しています。企業が果たすべき責任として、という点にとどまらず、お客様、パートナー、環境を尊重する姿勢から、こうした取り組みを進めています。なぜなら、eBike ユーザーである私たちは、自然とのつながりを特に強く感じているからです。環境保護への貢献を果たすということは、当社にとって必要である以上に、心からそうしたいという望みでもあります。

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