東京 —グローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーボッシュは、2020年に向けて今年10年目を迎えるBosch eBike Systemsの今後の計画、ヨーロッパなどで既に発売しているeMTB(電動マウンテンバイク)特化のドライブユニット『Performance Line CX(パフォーマンス ライン シーエックス)』の発売、そしてTREK及びSCOTTより新eMTBの日本国内向けモデルを発表します。
2020年、Bosch eBike Systems は事業部として独立が決定
Bosch eBike Systemsは2009年にドイツにてBoschグループ内Automotive Electronics事業部内のスタートアップとして設立し、今年で10年を迎えます。設立後は欧州だけでなく2014年に北米とアジア、2017年からは日本でのビジネスを展開しています。
特に近年では、自転車用ABSシステム『Bosch eBike ABS』、Bluetooth通信やスマートフォンアプリケーション対応のコンパクトカラーディスプレイ『Kiox』、そして今年発売となるスマートフォンをディスプレイとして使用可能な『SmartphoneHub』や、eMTBに特化したドライブユニット『Performance Line CX』を展開しています。約70以上の世界有数の自転車完成車ブランドにBosch eBike Systemsの電動ユニットを提供する事で、プレミアム電動アシスト自転車セグメントで業界をリードしています。
そしてBosch eBike Systemsは2020年にAutomotive Electronics事業部傘下を離れ、Boschグループ内の新事業部として独立します。独立した事業部になることにより、これまでよりも市場へのニーズに対し素早く対応することができ、更に良い製品を提供することが可能となります。
日本向け新シリーズ『Performance Line CX』、2020年発売予定
欧州でeMTBという新しいカテゴリーを生み出し、爆発的なブームをリードし続けるドライブユニット『Performance Line CX』がフルモデルチェンジをし、世界同時発売となります。開発コンセプト「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」を実現する為に専用開発されたドライブユニットは、マグネシウム材の使用と内部機構の新設計により25%の軽量化、48%の小型化を達成しつつも、内蔵の複数センサーにより機敏かつ圧倒的なパワー(最大出力トルク75Nm)をもたらします。
コンパクトなドライブユニットはより高い自転車フレームの設計自由度をもたらすため、最新のMTB用フレームのトレンドである「短いチェーンステイ長(ペダル軸からリアホイール軸間距離)」を達成します。
また、Performace Line CXにはeMTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」が搭載されています。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供される為、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上る等の技量を要する場面で、(一般eMTBで生じやすいライダーの予期せぬモーターアシスト挙動が排除された)溢れるモーターパワーを意のままに操る異次元のライディング体験「Uphill flow」を提供します。
2020年モデルPerformance Line CX(ドライブユニット)スペック詳細:
体積:1.2L (-48% 前モデル比)
重量:2.9Kg(-25% 前モデル比)
Qファクター(ペダル間距離):175mm
eMTBモード搭載
Purion(ディズプレイ):
Purion(ピュリオン)は「親指で全てをコントロールする」というコンセプトの下開発された、普段使いの街乗りからeMTBまで、幅広いライダーから支持を得るディスプレイとスイッチ一体型のコンパクトディスプレイです。 既に発売中のIntuviaディスプレイ同様にMirco-USBポートを備えており、販売店様向けBosch eBike専用故障診断ソフトが使用可能です。
PowerTube400(バッテリー):
PowerTube400(電池容量約400wh)は、既に発売済みの自転車フレーム内に収納可能なバッテリーPowerTube500の派生モデルとして、新しく日本市場に登場します。より幅広いタイプのeBikeにフレーム内蔵バッテリーをお使い頂けます。