スポーツ向け電動アシスト自転車用ユニット
Bosch eBike Systems

アジア太平洋地域のビジネス拡大に向けた三つの取り

スポーツ向け電動アシスト自転車用ユニット
Bosch eBike Systems

アジア太平洋地域のビジネス拡大に向けた三つの取り

新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大を受け、欧州を中心に世界中で「新しい生活様式」の移動手段として注目を浴びている自転車。

その中でも片道10km以上の長距離の自転車通勤にも最適な、スポーツタイプの自転車に電動アシスト機能が追加された「スポーツタイプの電動アシスト自転車」である「eBike(イーバイク)」に世界中の注目が集まっています。

そんな中、日本を中心としたアジア太平洋地域でのさらなるeBikeビジネス拡大に向けた新たな三つの取り組みを行います。

Taiwan, Bosch

台湾、ベトナム、中国が世界のeBike生産の中心であり、中でも台湾は世界で稀を見る有数の自転車産業の集合地域です。そんな自転車産業とのさらなる連携を深める為に、2020年6月に台湾 台中市内にBosch eBike Systems (電動自転車システム事業部)のアジア太平洋地域本社を設立しました。

 

アジア太平洋地域本社内にはテクニカルトレーニングセンターが併設されており、自転車産業のパートナー企業(自転車完成車企業、自転車組み立て企業、自転車部品企業)に対しても、迅速に密なサポートを提供致します。

 

また、新しいアジア太平洋地域本社は技術サポート&サービスだけでなく営業・マーケティング・商品企画・事業開発・品質管理機能を有し、既に市場参入しているオーストラリア、ニュージーランド、日本のeBikeビジネスのさらなる拡大と、台湾を中心とする自転車産業との技術的な連携を担います。

2:“遊び場の提供“ eMTB専用マウンテンバイクコースのオープン

eMTB, 神鍋, MTBコース

トレック・ジャパンと共に、スキー場「アップかんなべ」(兵庫県豊岡市)にあるマウンテンバイクフィールド「UP MTB PARK IN KANNABE」内に、西日本エリア最大のe M TB専用コース『Bosch Uphill Flow Volcano(ボッシュ アップヒル フロー ボルケーノ)』を2020年6月27日( 土)にオープンしました。

国土の7割が山岳地帯というマウンテンバイクに適した環境である日本において、1990年代から2000年代にかけてマウンテンバイクが大ブームとなりました。他方で、同じ山道を利用するハイキングやトレイルランニング愛好家との折り合い、私有地での無断走行等、ブーム故の課題に直面し、2018年度マウンテンバイクはスポーツ自転車の新車販売台数の1割程度※2にまで落ち込みました。

他方で、プロマウンテンバイクライダー阿藤寛氏の「安全にMTBを楽しめ、子供たちにMTB文化を伝える場を作りたい」という願いに賛同した584人からのクラウドファウンディングにより得た539万5,500円の資金調達にて、MTBコース「UP MTB PARK IN KANNABE」が2019年7月にオープン致しました。

上記に賛同したBosch eBike Systemsとトレックジャパンは、日本に新しいマウンテンバイク文化を築き上げていく為に、阿藤氏監修のeMTB専用コースを2020年6月末にオープン致しました。本コースでは、ボッシュ製ドライブユニット(モーター)「Performance Line CX 」を搭載し、79万円(税抜き)と高額ながらも発売後2週間で完売した最新機種Trek「Rail 9.7」(2020年モデル)のレンタルを実施しています。

利用詳細はUP MTB PARK IN KANNABEをご確認ください。

www.kannabe.co.jp/up-mtb-park

3:本場欧州に引けを取らない製品ラインナップの拡充

Performance Line CX

2021年モデルとして以下6製品が追加され、2020年10月末頃から自転車販売店様で販売予定です。

  1.  最大トルク85Nm ドライブユニット「Performance Line CX」
    :昨年モデルPerformance Line CXより最大トルクが10Nm増加
  2.  走行距離に応じた容量別バッテリーラインナップの拡大
    ・PowerTube 625(パワーチューブ625:容量約625[Wh])
    :フレーム内蔵タイプバッテリー、1充電当たり208Km(Ecoモード)
    ・PowerPack500(パワーパック500:容量約:500[Wh])
    :フレーム外付けタイプバッテリー、1充電当たり167Km(Ecoモード)
    ・PowerPack400(パワーパック400:容量約400[Wh])
    :フレーム外付けタイプバッテリー、1充電当たり133Km(Ecoモード)
  3.  2本のバッテリー搭載で航続距離拡大、「DualBattery(デュアルバッテリー)」
    2本のバッテリーを同時使し、1充電当たりの航続距離375Km(Ecoモード)達成
    (Performance Line CX、PowerTube625とPowerPack500使用の場合)
  4. スマートフォンとの連携機能を有する小型カラーディスプレイ「Kiox」
    1.9インチカラーディスプレイに速度、バッテリー残量や時刻だけでなく、ライダーがペダルを漕ぐ力「出力W(ワット)」や、「心拍数bpm※1」が表示可能です。
    (*1:別売りのBluetooth対応心拍計使用の場合)